「コロナ禍における音楽活動」



新型コロナウィルスが世界中に猛威を奮う中、
皆様がどのように活動内容を変化させて行かれたのか、
動画を募集いたしました(2021年10月)。

- あなたはどのような活動をしていますか?
- コロナ禍の中であなたの社会・音楽活動、考え方はどう変わりましたか?
- 新たに取り組み始めた工夫や活動などありますか?


他者との関わりが絶たれて久しい中、各地に生きる皆様がどのように考え、
どのように生きているのか。今般のコロナ禍に対する想いから、
具体的な活動の詳細に至るまで、多くの方からお話いただきました。





アリ・ロンパネン 作曲家





親愛なる皆様

私はフィンランドの作曲家アリ・ロンパネンです。
初めに、このプロジェクトにご招待いただきありがとうございます。
他の多くの場所と同様に、ここ1年半、ここフィンランドでもまったく動きがありません。
私自身の作品も含めて、延期された公演もあり、いくつかはいまだ演奏されていません。
しかし、私自身の作曲家としての仕事への影響は、演奏家ほど大きくなかったかもしれません。
作曲家は自分のオフィスで働く孤独な生き物ですから、人と接触することへの制限があってもさほどこれまでと違いがありません。書かれた作品そのものを、部屋で聴くのはもともと不可能ですから。

パンデミックとともに、私たちの多くはリモートワークを余儀なくされました。
状況が正常に戻った後も、リモートで得たいくつかの作業をこれからも覚えておくと良いと思います。
どういうわけか、今ではパンデミック以前よりも多くの国際的なつながりがあり、実際にパンデミックの間に国際的な共同プロジェクトも生まれました。

また、2021年10月初めから、フィンランドではコンサートの観客数は制限されていませんが、状況は厳密に追跡され、必要に応じて変更されます。
しかし、悲しいことにも気づきました。制限の発令中、客数を制限され、あるいは閉店に追い込まれたバーやレストラン、その他多くの小規模店のことを、人々は非常に心配していました。しかし同時に、コンサートやその他文化的イベントがキャンセルされたことに対しては、それで仕事を失った人が更に多くいるにもかかわらず、完全に満足していました。
文化が社会にふさわしいものであるという認識を得るには、まだやるべきことがたくさんあるようです。
しかし、私たちがすでに行っていたコンサートや他のイベントが行われないことを、残念に思っている人や聴衆も多くいました。

すべての人に幸福が訪れますように!



Dear all,

I’m composer Ari Romppanen from Finland, and at first I’d like to thank you for inviting me to participate into this project and to share some thoughts.
The last year-and-a-half has been quite silent here, as in many other place, too. Several performances - also for my own works - have been postponed, andfew of them have still remained as unperformed. But what comes to my own work as a composer, the influence has maybe not been as big as it has been for performers. After all, composer is a lonely animal working in his/her office, so it doesn’t make so much difference if there are restrictions for meeting other people or not. It’s just not possible to hear those pieces written.

What comes to pandemic, during it many of us have been forced to learn to work using remote connections. It’s certainly good thing to remember also after the situation otherwise has returned back to normal. Somehow it seems that now I even have more international connections than I had before the pandemic, also few collaborative, international projects have been born during pandemic. And from the beginning of October restrictions don’t limit amount of audiences in concerts in Finland, although situation is closely followed and will be changed if needed.

But one sad thing to notice was that during all restrictions people were quite worried about situation of bars, restaurants and many other small business while they couldn’t use their full capacity, many were even closed. But at the same time so  many were downright satisfied with concerts and other cultural events being closed, even if there were much more people without workbecause of them. Seems that there’s still a lot of work to be done beforegaining that appreciation which culture deserves in society. But many people also missed concerts and other events, those we already had, have been withgood audiences.

Everything good for all of you!

2022年1月27日


プロフィール
アリ・ロンパネン 作曲家(フィンランド)
シベリウス音楽院作曲専攻卒業、主に室内楽、器楽曲が中心で、多くのピアニストとの協働作品も多く、数々の作曲コンクールにて受賞。
演劇、ダンス、現代サーカスなど他分野との協働プロジェクトに参加、好評を博す。

Profile
Ari Romppanen is a Finnish composer who graduated from Sibelius Academy. 
His output consists mainly of chamber music and works for solo instruments. 
Trained as a pianist, he has specially co-operated with many pianists, and his piano works have received prizes in several composition competitions. 
He has also participated in collaborative projects combining theater, dance, contemporary circus and music.
www.ariromppanen.com




サリ・ブロー ピアニスト





親愛なる皆様

こんにちは、私はサリ・ブロー、フィンランドのピアニストです。
2020年春にコロナが世界を襲ったとき、世の中は突然静かになりました。どこもかしこも。
学校、スポーツセンター、コンサートホールが閉鎖され、私の予定もスケジュールが空になりました。
予定されたすべてのイベントは延期またはキャンセルされ、私はリモートでの作業を突然、余儀なくされました。そして他の皆も。

翌夏は、誰もがレストランやバーがどのように生き残るか気にかけていましたが、文化活動に関してはあまり関心がないようにさえ見えました。
コンサートホールでの感染はなかったものの、人々はコンサートやフェスティバルのキャンセルに満足するという、不思議な状況でした。
私は、人々は恐れから、不安を和らげるための何らかの方策を必要としたのでしょう。
私のスケジュールが空だったとき、その時間を自分の音楽的表現を深める機会に充てました。
さらに、個人的な目標に集中する時間を突然得たのです。
新しい作品を探求し、音楽に新しい扉を開く時間を得たことは、パンデミックによって、深呼吸する時間を得たとも言えるでしょう。

さて、1年半後、再びコンサートが許可されると、コンサートホールが聴衆に開かれました。
長い休みの後、人々は文化を渇望し、小規模のイベントにも関心が多く集まりました。最近、私は喫茶店、美術館、図書館のような、聴衆のいる場所で、コンサートを始めました。
しかし状況は再び悪化しており、この先どのくらいの期間、このような活動が続けられるかまだわかりません。
文化と共にある生活が将来どのような形をなしていくのか、様子を見ています。大規模なコンサートより、小さなイベントが盛んになる時代が訪れたのでしょうか?



Dear all,

Hello, my name is Sari Blå, I am a pianist from Finland.
When corona hit the world in spring 2020, suddenly it was quiet. Quiet everywhere. Schools were closed, sports centers were closed, concert halls were closed. My calendar was empty. Every event I had on my calendar was postponed or canceled. All of a sudden I noticed that I was working remotely. Everyone was

In the following summer, everyone seemed to be worried about restaurants and bars and how they would survive, but no one seemed to care about culture. People were happy that concerts and festivals were canceled even though there were no infections in concert halls. It was a strange situation. I think people were afraid and needed some way to relieve their anxiety.
When my calendar was empty I saw that as an opportunity to deepen my musical expression. Suddenly I also had time to concentrate on my personal goals. Recently I have had time to explore new music more deeply and open some new doors in music. In that way the pandemic gave time to breathe deep.

Now, a year and a half after, when concerts are allowed again, the concert halls are loaded with the audience. It is like people are craving culture after a long break. Even the smallest events get a lot of interest. Recently I have begun performing some small concerts in places where people are: coffee houses, museums, libraries. It is not yet certain how long these events are possible: the situation is worsening again. It is yet to see how cultural life will form in the future. Is it time for the big concerts to fade away and small events to rise?

2022年1月27日

プロフィール
サリ・ブロー ピアニスト、音楽学者(フィンランド)
ソロ、室内楽奏者、伴奏ピアニストとして活動。
現代音楽にも造詣が深く、作曲家とのコラボレーションも多い。
色彩感豊かな音色を持つ演奏は高い評価を得ている。

Profile
Sari Blå is a Finnish pianist (Master of Arts) and music philosopher (Master of Philosophy).
Shi is currently working as a pianist and chamber musician as well as an accompanist.
A keen advocate of new music, she enjoys collaborating with composers.
Her playing is said to be a fascinating journey of musical colors.
www.saribla.com




高橋絵里子 ピアニスト





ピアニストの高橋絵里子と申します。今回は、コロナ禍における自身の音楽活動についてお話しさせて頂きます。

私は2019年に留学先のオーストリアから帰国し、現在は演奏活動とピアノレッスン(対面・オンライン)を行っています。
帰国後あまり経たないうちにコロナ禍が始まったこともあり、私の活動にはさほど大きな変化はありませんでした。
しかし、家にいる時間が増えたことで、落ち着いて音楽に向き合う時間を多く持つことができました。
最近ではようやく、感染症対策など配慮の上ではありますが、少しずつ普通の演奏会が開けるようになってきています。
私が昨年秋に出演させていただいた区役所でのロビーコンサートも、長らく緊急事態宣言で中止を余儀なくされていたため、多くの方々が再開を喜んでいらっしゃいました。私がコロナ禍以前に行っていた老人ホームでのコンサートは、再開できるのはもう少し先になりそうです。

1年ほど前から、現代曲を中心に、自ら演奏動画を撮り公開するようになりました。
初めは録画を公開することに対して少し苦手意識もありましたが、演奏動画を公開することで、演奏会にお越しになれない方や海外にお住まいの方にも、演奏や作品を届けることができます。そして自分にとっても大変勉強になりますので、今後も出来る範囲で続けていきたいと思っています。

海外との行き来は未だに制約も多く難しい状況ですが、海外公演の再開に向け少しずつ企画を始めています。
私がかつて住んでいたウィーンでの演奏会、また、ヘルシンキにおいて音楽・美術・サーカスといった、異なる分野によるコレクティヴな企画も進んでいます。国際的な視野と交流を持ち、活動を続けることは、私にとって重要な位置を占めています。

このコロナ禍で、音楽や芸術だけではなく、以前から指摘されていた社会の在り方、浮彫になった課題についても、改めて考える機会となりました。多様性そして持続可能な社会を目指し、様々な立場の人が声を上げ積極的な活動を行っています。しかしその一方で、国内また世界の至る所で広がる格差、価値観の違いなどが人々の新たな分断を生み出しています。厳しい時代であるからこそ、芸術が少しでもそれらの課題を乗り越える力になればと願っています。

2021年12月2日

プロフィール 
高橋絵里子  Eriko TAKAHASHI
桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽ピアノ科卒業。オーストリアのアントン・ブルックナー音楽大学及びグラーツ国立音楽大学にてピアノ、室内楽、現代音楽等を学ぶ。2015年ローマ・アカデミア国際コンクール第3位、2015年ジュリアン・コクランピアノコンクール奨励賞、2019年Music&Earth国際コンクール(ブルガリア)現代音楽特別賞。ウィーンのPorgy&Bess、Alte Schmiedeにおいて演奏会シリーズに出演、献呈作品や新曲の初演も行う。




前川朋子 ソプラノ歌手





日本フィンランド新音楽協会会員の皆様
こんにちは ソプラノの前川朋子です。
今日はコロナ渦の音楽活動というテーマで私も少しお話ししたいと思います。

演奏会の中止や延期には見舞われましたが そのことで悲しい、やる気が出ないといった感情は抱きませんでした。
むしろ音楽と深く向き合う時間が増えてプラスに捉えることができました。
オンラインコンサートや配信、youtube 動画のための知識を得たり、 普段は演奏側ですが、こういったクリエイションする側面も自分自身の中に持っていると、とてもバランスが取れます。
日本に世界に少しずつ楽しみにしてくださる方が増えて自分の周りに「クラッシックの歌なんか理解 する人がいない」と嘆く必要もなくなったと思います。

合計350回近く、73名の方にオンラインでレッスンをさせていただいております。私自身もドイツのコレペティの先生や イタリアの演出家の先生から、オンラインで指導を受けることもありました。以前では考えられなかったことです。
現在、オミクロン株の流行が心配ですが、春からは演奏活動を再開いたします。
4月3日は杉並公会堂 アイノラ交響楽団との共演、 6日は鎌倉生涯学習センターホール 北欧フィンランドの調べ vol 3 を予定しております。どちらもフィンランドから、テノールのユホ・プンケリさんをお迎えしております。
現在入国制限は大変厳しいのですが 毎日祈るような気持ちでこちらの演奏会の準備を頑張っています。
トンネルの出口はもう目の前です。皆様と再会できる日を心待ちにしております。

2022年2月13日

プロフィール
前川 朋子  Tomoko Maekawa
ソプラノ歌手 / 二期会会員ドイツ、イタリアで研鑽の後
2013年よりフィンランド歌曲の紹介につとめる。
https://tmaelaulaja.jimdofree.com/




江頭摩耶 ヴァイオリニスト、ヴィオリスト





ヴァイオリニストの江頭摩耶と申します。今回は、「コロナ渦の音楽活動」と題しまして、ささやかではありますが、私の活動についてお話しさせていただきます。

私は、2015年から、モザンビークのNPO団体(Xiquitsi Project シキツィ・プロジェクト)の招聘を受け、現地で演奏と指導に携ってまいりました。この団体は、ベネズエラのエル・システマをモデルとした社会的音楽活動で、地元の青少年に音楽を教えています。
モザンビークという国は日本では馴染みが薄い国ですが、アフリカ南部に位置し、インド洋に面してマダガスカルと向かい合っており、南アフリカやタンザニアなどと国境を接しています。世界の最貧国のひとつで、多くの問題を抱えた国ではありますが、温暖な気候、美しい海に恵まれ、食事もおいしく、人も優しく(時間は守れないけど)、魅力的な国です。

2020年3月、モザンビークの夏休み明けに活動を再開したところでコロナ禍を受けて緊急帰国し、そのまま、11月に再渡航するまで、オンラインレッスンに明け暮れました。
海底ケーブルの敷設が進まない南部アフリカ地域では通信速度が遅いため、遠く離れた日本とのオンラインレッスンは、映像と音声のズレや、通信が途切れる、という問題に苦しめられます。他にも様々な「オンラインあるある」 ーなかなか画面に収まってくれない生徒、チューニングができず泣き出す初心者ー などと格闘しつつも、お手本の動画を何度も見て練習できる、学習のポイントがはっきりする、自分のペースで進められる、といった、オンライン学習のメリットも発見でき、かえって良く成長した生徒もありました。

2021年、モザンビークでは大きな感染の波が、年明けから3月にかけて(第2波)、7月から8月にかけて(第3波)と、2回起こりましたが、こうした現地の状況に合わせて、私も、感染が収まった時に渡航し、拡大したら帰国する、というのを繰り返しました。渡航自体は、PCR検査さえすれば、ほぼ通常通りにできたのですが、日本帰国時の隔離が厳しく苦労しました。特に、年末のオミクロン下での帰国は、一時、多くの航空会社が南部アフリカ地域からの乗客の搭乗を拒否した上に、通常なら経由できるエチオピアの情勢も悪化したので、帰国できなくなるかもしれないと冷や汗をかきましたが、なんとか帰国し、10日間のホテル隔離を乗り切って、無事に家族とおせちを食べることができました。
こうしたモザンビークでの活動の中で、2021年に大きな収穫であったのが、隣国の南アフリカの弦楽器協会(South African Strings Foundation)が主催したオンラインでの総会に、モザンビークの生徒たちが参加できたことでした。この総会では、コンクール、マスターコース、プレゼンテーション、ディスカッションなどが、ZoomやMicrosoft Teamsを通して行われ、弦楽器を学ぶ学生、演奏家、教育者、といった全ての参加者にとって、素晴らしい学びと意見交換の場となりました。このイベントも、もしオンラインでなかったら、モザンビークから多くの生徒が南アフリカを訪れて参加することは不可能で、コロナ下だったからこそ得られた貴重な機会でした。
また、2021年は、それまでモザンビーク最南端にある首都マプートだけで展開していたシキツィ・プロジェクトが、北部でも支部を立ち上げた、節目の年でもありました。EUからの支援を受けて始まったこの新しいプロジェクトは「カンタータ・プロジェクト」と命名され、5年間でモザンビーク北部の主要3都市での展開を目指します。北部への移動はマプートから飛行機で2時間かかるので、頻繁に往復することはできませんが、コロナ下に培ったオンラインのスキルは、遠隔地の生徒の指導やコミュニケーションで大いに役立ちました。

一方、私の日本での活動も、コロナの影響を多く受けました。これまで、実家がある福岡に長く滞在することはなかったのですが、今回、思いがけず長期滞在することになり、それがきっかけで知り合った仲間と新たな室内楽グループを立ち上げることとなりました。古典から現代までの幅広いレパートリーを九州で紹介する「アンサンブル・ファルケ」という団体で、演奏会もすでに3回を数え、バッハ、ベートーヴェンから、ルトスワフスキやクセナキスまで、毎回冷や汗をかきながらも、刺激的な演奏経験で、今後の活動も非常に楽しみにしています。

パンデミックの収束まで、まだ先の見えない状況ではありますが、一日でも早く、演奏会でブラボーと叫び、大使館で立食パーティーができる日が来ることを願いつつ、私の活動報告といたします。  みなさま、くれぐれもお気をつけて、またお会いする日までお元気でお過ごしになりますよう、心よりお祈り申し上げて、拙い文章を閉じさせていただきたいと思います。  お読み下さり、ありがとうございました。

関連リンク
シキツィ・プロジェクト Projeto Xiquitsi
https://m.facebook.com/Xiquitsi-476021652445872/

南アフリカ弦楽協会 SASF (South African Strings Foundation)
https://www.facebook.com/sastringsfoundation/ 

アンサンブル・ファルケ
https://www.facebook.com/ens.falke/ 

2022年1月27日

プロフィール
江頭 摩耶  Maya Egashira>
名古屋市立菊里高等学校音楽家および愛知県立芸術大学音楽学部卒、フィンランド国立シベリウスアカデミーを最優秀の成績で修了。
ヨーロッパ各地のオーケストラにコンサートマスターとして客演。
2015年からモザンビークのNPOにて指導・演奏に携わっており、ヴァイオリン・ヴィオラ奏者として幅広く活躍中。
現代音楽アンサンブル「音楽クラコ座」、アンサンブル・ファルケに参加。




福士恭子 ピアニスト





2021年も世界中がさまざまな新たな模索を強いられました。
温暖化に伴う気候変動、自然環境の変化と、コロナ禍に追い打ちをかけるように、次々と現れる災害。
人間のみならず、全ての生物に影響が及ぶことに、自分自身がどれほど危機感を持っているか、 自分が今この瞬間から出来る身近なことはないか、改めて見つめる一年となりました。

2021年、山梨の支援学校でお声をかけていただいたのをきっかけに、演奏と併せて、SDGsを考える場を設けました。
17の目標の中から、作る責任、使う責任、陸の豊かさ、海の豊かさにフォーカスし、自然界の変化、絶滅危惧種の生物を取り上げ、どのような危機が迫っているか具体的に考えました。

世界中の海には、毎年約800万トン、東京スカイツリー222基分ものプラスチックごみが流れ込こんでいるといわれ、このままでは2050年には、海に流れ込こんだプラスチックごみが海の魚の量を超える予想も出ています。

また、世界全体での森林の消失面積は年間520万ヘクタールと言われており、これは日本の国土の約14%にあたる森林が1年間で地球から無くなってしまうことを意味します。

地球を守り、人々が安心して暮らせるようにするという目標は他人事ではなく、 今ある豊かさを守るため、全ての人が自分のこととして捉えていかなければ間に合わないと、目の前に突きつけられた一年と言えるでしょう。

2022年1月9日

プロフィール
福士恭子  Kyoko Fukushi
日本・フィンランド新音楽協会事務局長
ハンガリー国立リスト音楽院、スイスバーゼル音楽院留学、ソリストディプロマ取得。
2003~2010年、フィンランドラハティ工科大学音楽学部ピアノ科、ラハティ市コンセルバトリー、
ミュージック・インスティテュート非常勤講師。