日本・フィンランド新音楽協会は、日本を代表する作曲家であった故一柳慧氏によって2010 年に設立された組織であり、日本とフィンランド両国の文化交流の足掛かりとして様々な演奏会・シンポジウム等を展開しています。「音楽のみに限らず、多方面においてのつながりを持ち、活動の場を拡げていくことを目的」とした設立当初の一柳氏の意志を継ぎ、音楽と多様な文化との関わりを見出していくことを我々の基本姿勢としています。

Japan-Finland Contemporary Music Society (JFCMS) was founded in 2010 by the late Toshi Ichiyanagi, one of Japan’s leading composers, and has held various concerts and symposium as a foothold for cultural exchange between Japan and Finland. Our basic stance is to find a relationship between music and various cultures, following the intention of Toshi Ichiyanagi when he founded the association, which was “to expand the scope of our activities by establishing links in various fields, not limited to music alone”.

ご挨拶

この度、新たに代表というお役目を拝命しました、指揮者の新田ユリです。30 年ほど前からフィンランドをはじめとして北欧全般の音楽のリサーチと演奏を柱に活動を続けてまいりました。現在日本シベリウス協会の会長も務めております。一柳慧先生には当協会設立の頃から様々なお話をさせていただく機会があり、先生の未来への眼差しがフィンランドの未来志向の音楽精神と重なり、数々の貴重な音楽的体験をさせていただきました。先生を失った悲しみは心に深く残りますが、新体制となった協会で、志を同じくする皆さんとともに日本とフィンランドの音楽作品と音楽家をつなぎ、新たな道を歩んでゆくことに胸が熱くなる想いでおります。
多種多彩なお力を持つ運営委員の皆さんとともに、協会の発展に努めてまいります。混迷深める世界ですが、だからこそ互いの文化を認め合い共存を模索し、ともに創造する活動が平和への大きな力となると信じます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

2024年3月1日

新田ユリ


協会組織

代表:新田ユリ
顧問:池辺晋一郎
企画アドバイザー:ラッセ・レヘトネン

運営委員

監事:大島正博
広報:小川至 高橋絵里子 
企画:小川至
技術:鈴木啓之 萩生哲郎
事務局長兼会計:福士恭子