11/5(水) シベリウス生誕 160 周年記念「160 年のまなざし—シベリウスからフィンランド音楽の現在へ―」開催!
当協会は、2010 年の設立以来、両国の文化的交流を促進するために多彩な演奏会やシンポジウムを企画してまいりました。
今秋、フィンランドセンターとの合同企画により
シベリウス生誕 160 周年記念「160 年のまなざし—シベリウスからフィンランド音楽の現在へ―」
を開催する運びとなりました。「シベリウス以降」のフィンランド音楽の歩みを辿る三部構成の催しです。
第 1 部では、オッリ・モイラネン(作曲家)によるレクチャー、第 2 部ではエイヤ・カンカーンランタ(カンテレ奏者)、カミラ・ホイテンガ(フルート奏者)によるデュオ MIRAI を招き、レクチャーコンサートを開催します。第 3 部では、若手演奏家を含む日本側からの演奏会を実施し、シベリウス最晩年の作品から、現代に至る様々なフィンランド作曲家の作品を多様な編成で紹介します。
本企画は、シベリウスという象徴的存在から発展を遂げたフィンランドの音楽文化の現在を示すことで、その多層的な豊かさと継続性を浮き彫りにし、文化的記憶を未来へつなげるものです。
チケット発売は8月5日(水)を予定しております。
フィンランドセンター合同企画
開催日時 : 2025 年 11 月 5 日 (水)
会場 : トーキョーコンサーツ・ラボ
《プログラム》
第1部 レクチャー 15:00
オッリ・モイラネン(作曲家): Harmonic Atmospheres: The Influence of Sibelius and Saariaho in My Compositional Language
第 2 部 演奏会 I「MIRAI レクチャーコンサート」16:00~17:30
エイヤ・カンカーンランタ(カンテレ)、カミラ・ホイテンガ(フルート)
Jean Sibelius (Koivu op 75 nr 4 on the kantele or his version of a traditional tune on the kantele and the flute)
Kaija Saariaho: Spirit plays (bass flute, 15-string kantele & bass kantele)
Juha T. Koskinen: Shibaraku (kantele & flute, parts of the suite)
Olli Moilanen: Häikäisy (world premiere, flute & kantele)
Kaija Saariaho: Light Still and Moving (flutes and kanteles)
第3部 演奏会 II 19:00~20:30
ジャン・シベリウス(1865-1957):「5つのスケッチ」 ピアノのための 作品 114(1929)から 第 1 番〈風景〉
エルッキ・メラルティン(1875-1937):「鍛冶屋と炎」 ピアノのための 作品 183 (1935)
エイナル・エングルンド(1916-1999):「序奏とカプリチオ」 ヴァイオリンとピアノのための(1970)
エーリク・ベルイマン(1911-2006):「3つの幻想曲」 クラリネットとピアノのための 作品 43(1953-54)
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-2016):「ヴァリエチュード」 ヴァイオリンのための(1974/2006)
ヨーナス・コッコネン(1921-1996):「5つのバガテル」 ピアノのための 作品 183(1968-69)
アウリス・サッリネン(1935- ):弦楽四重奏曲第3番「ペルトニエミ・ヒントリーキの葬送行進曲の諸相」(1969)
パーヴォ・ヘイニネン(1938-2022):「ショートⅠ」 クラリネットとチェロのための 作品58 (1990)
オッリ・モイラネン(1987- ):「Laskoskuu」 ヴィオラのための(2020)
ユハ・T・コスキネン(1972- )「薄氷(2018)」「天浮橋(2020)」「イザナミの涙(2023)」十三絃箏のための
演奏会出演者(順不同):
ヴァイオリン:中澤沙央里、迫田圭 / ヴィオラ:福田道子 / チェロ:北嶋愛季
フルート:カミラ・ホイテンガ / クラリネット:井上幸子 / 十三絃箏:吉澤延隆
カンテレ:エイヤ・カンカーンランタ / ピアノ:水月恵美子、小川至
《チケット料金》
レクチャー・第 2 部演奏会 セット 3500 円/ 第 3 部演奏会 3500 円 /通し券 6000 円
《後援》日本シベリウス協会、日本フィンランド文化友好協会、日本フィンランド協会、北欧文化協会、日本カンテレ友の会